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中野紀子の作品は、島に漂着するあらゆるものを材料とする。異国から流れ着いたシャワーヘッド、鋭さを失ったガラス片、大昔の漁具。自然の力によって無作為に削られた材料は中野の手によって拾われ、作品へと昇華する。漂着物は、大昔からここに居たのだと言わんばかりの迫力に満ち、時を経て磨かれてきた品格さえ感じられる。世界の何処かに再び流れ着くことを欲するように作品達は静かに語り始める。
Profile
漂着アート作家、中野紀子。北海道の礼文島に生まれ育ち、漁師の父を手伝いながら、ときおり浜に運ばれる漂着物に魅了される。人生の半ばを過ぎて、収集した材料を組み合わせ始める。異なる素材を用いながら、静謐な存在感にまとめあげる。また素材のアップサイクルを通してSDGsの精神も伝えている。
お問い合わせはこちらへ。rebunchura2024@gmail.com
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